2015年11月16日月曜日

怒りを感謝に‐中道という考え方から‐



塩パンにハマりまくっている物書き屋でございます。
こんにちは。

さて、仏教には「中道」という教えがあります。
私は専門的に仏教を学んだ訳ではありませんので、wikiのお力をちょっと拝借。

引相互に対立し矛盾する2つの極端な概念・姿勢に偏らない実践(仏道修行)や認識のあり方をいう。

この他にも、「仏教 中道 教え」でググってみると、色々な解釈が飛び交っています。「善に偏らず、悪にも偏らない精神的な生き方」としているものを多く見かけますが、それ以外にも、様々な意見が飛び交っていました。

国や個人の思考の数だけ「善」とされる基準は存在し、そして、「自分の善」に従い行動しているのが「人」というもの。

先日のパリのテロも然り、私が目の当たりにした理不尽なパワハラ社会もそう。

加害者といわれる人たちは、自分が「善」とする思考を、暴力や暴言、権力といった手段を用いて守ろうとします。攻撃は最大の防御なり。以前、私が勤めていた会社のパワハラ社長が取っていたディフェンスは、the very best in the world(世界一)に匹敵するのかもしれませんね。

(パワハラ社長関連はコチラ

相手に恐怖を与え萎縮させ、自分の思想と相反するもの、自分にとって都合の悪いものを徹底的に排除して、相手を否定することで自分の思考を肯定していく常套手段。

他人を使い、自分の価値を認識していくということは、「僕の価値は、あなた次第!」という、なんとも他人任せなものにも見えてしまうわけですが、それがその人の正しいとするやり方なんでしょう。

そして、大きな敵が猛威を振るえば振るうほど、その被害者達は団結していくのも世の常です。

私の周囲でパワハラ社長の被害に合い退職した面々は、時折、楽しいお酒の席を設けています。パワハラ社長が広範囲でワガママを炸裂してくれたおかげで、違う業種の方々とも仲良くなれたりと、そりゃ~もう、水の中に油を入れて、グルグル回せば回すほど、油は容器の淵で繋がりながら動いていくような結束っぷりを発揮ですとも。

攻撃が大きければ大きい程。
広範囲であればあるほど。
人を萎縮させる攻撃は、時に、人に怒りの感情を覚えさせ、怒りは人を行動へと駆り立てていくものです。

しかし。
もし、あの社長が穏やかな人だったら、出会うことはなかったであろう方々。
そんな方々とも出会うことが出来、知りえなかった考え方まで学べた事実。

この件に関しては、あの社長に感謝です。

そして、そう思えるようになったのは、会社を退職し、「第三者」の目線からパワハラという出来事を見るようになってからのことでした。


「世の中が、どこかおかしい」と、感じている人が多い昨今。
私は「地球が動き出した」ように感じています。

地球はくるくる回り続けているので、当たり前っちゃ~当たり前のことなんですけどね。

この地球がひとつにまとまるには、宇宙からの総攻撃でもない限り無理だと思っていましたが、それはどうやら、悲観的な思い違いだったように感じています。

地球規模で見ていけば、ピンポイントで起きている事件や暴動。
当事者ではない、圧倒的な多数を占める「第三者」という目線。

この多数の目が、これからの世界を創っていけると思っているのは、私だけではないはずです。

自分の命で、地球に生きる人々が団結できるであろう未来への道を示してくれた方々に、心からの感謝と敬意を。当事者の方々には一日も早い平穏を。

そしてどうか、これ以上の犠牲が出ぬよう「怒りを感謝に」。

イロハ



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