2015年5月26日火曜日

現実を創造する


先日、唐突に趣旨の違う記事を1枚アップしました。

実はあれ、某新人賞に応募して落選した作品の一部を抜粋し、ブログ用にこねくり回して創ったものです。
そして、この記事には「引き寄せた一覧」のラベルを付けてあります。





引き寄せの法則実験ブログを書いている私ですが、その法則が本当に存在していると確信しています。実験なんてしなくても、本当は分かっています。
なぜなら、私が書いた作品が少しづつ形を変えて、いま、私の手元で起こり続けているから。


私がいま見ている世界は、自分が書いた物語の世界です。

生きることと死ぬことに対し、どちらも前向きに捉えた小説を書きました。
登場人物のひとりひとりが重要な意味をもち、彼らの人生に起こる出来事の全てを肯定しています。
書いている最中、物語の世界がどんどん鮮明になり、まるで映画を見ているような気持ちになりました。自分が「書いている」というよりは、「登場人物が好き勝手に動き回っている」光景を、文字として見ている気分になったのを覚えています。

物語の最初の部分で、ひとりの女性が死を迎えます。
物語の中盤では、ひとりの男性が、自分の人生を嘆き、自殺を決意しています。
物語の終盤では、もうひとりの男性が女性にプロポーズをし、ひとりの女性が家を引越し、新しい人生を歩き始めます。

その世界が、いま私の目の前で繰り広げられています。

私の大切な親友が、癌になりました。
ブログ村のイメージ画は、彼女が描いてくれたものです。
その彼女に、プロポーズをした男性がいます。
一生住める家に住んでいたのに、ある日突然、その家を追い出され、彼女は借家に引っ越しました。
彼女にとっては全く予期せぬ出来事ばかりが、今も彼女に起こり続けています。

それらを目の当たりにしてから、私は物語が書けなくなりました。

序盤と終盤は書けても、中盤に起こるであろう「何か」を想像することが出来なくなりました。
怖いとか、不安とか、そういう感情からではありません。
本当に単純に「何も起こらなくていい」と、思ってしまう自分がいるからです。
物書きにとっては致命的ですね。

私は書くことが大好きです。
なにかを書いている間は時間を忘れ、文字を綴ることに幸せを感じます。
言葉の力で、世界から戦争を無くせると思っています。
文字の力を信じています。

だからこそ、何も書けなくなりました。

書くことから自分を遠ざけ、それでも「自分の夢は小説家になること。作家になることだ」と自分に言い聞かせながら、普通に暮らす夢見る大人として生きていました。でもその間、小説は何一つ読んでいません。話題になった作品も、ベストセラー小説も読んでいません。

そして、それらの出来事と時を前後して、私は失業しました。
それも、降って湧いたような出来事でした。

突如として降ってきた自分の時間。
その時間で「引き寄せの法則」「自己啓発本」を読み漁り、物語を書きたいのに書けない自分と徹底的に向き合い、今こうして、やっと文字を綴れる自分が戻ってきたばかりです。

幸せばかりが散りばめられている、起伏のない平坦な物語を読みたい人はいない。
でも自分には、幸せだけが訪れて欲しいと願ってしまう。
私はなんて浅はかな考えを持っていたんだろうと、今は素直にそう思えます。
出来事すべてを肯定した物語を書いておきながら、本当になんとも情けない。
でも、そんな様々な出来事があったからこそ、いまの自分が本当に書きたかったものを見つけられたような気がしています。

今、もう一人の大切な親友が、自分について、人生について悩んでいます。

でも、大丈夫。

癌を患っている彼女は、抗がん剤の副作用すら「新たな世界を発見できた!」と、笑っています。こんなに明るくて、前向きで、行動的な患者は初めて見たと、担当医師に言われるくらい、スーパーポジティブに生きています。そして彼女は、病気になってから会社をはじめました。

私は文字を書き続けます。でもそれは、物語ではないかもしれない。小説家、作家でなければダメだと思い込んでいた自分の頭をシェイクさせ、自分で勝手に狭くしていたチャンスの扉をこじ開けて、これからは、書きたいものを書きたい時に思い切り書いていこうと思っています。

大丈夫。

いま悩みを抱えてしまっているあなたは、これからもっと素晴らしい世界を見ることになる。
これから感じるであろう幸せの為に、いまは不幸と思える出来事が、あなたの為に頑張ってくれているだけ。
あなたが頑張る必要なんてない。なにかを頑張らなきゃ、なんて思う必要もない。
ただ「今」を思い切り感じて下さい。

感じて、思って、行動する。

それだけが、「いま」の自分に出来る最高の選択です。
イロハ
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