2015年7月9日木曜日

三途の川の渡し銭と南無阿弥陀仏カウンター


Information

南無阿弥陀仏


NZに住む友人が一枚の写真を送ってくれました。

一見すると腕時計のようにも見える代物と、「南無阿弥陀仏 Electronic counter」という名前が書かれているパッケージが写っています。

説明がなければ、何に使うのかさえ分からない「南無阿弥陀仏」はコチラ↓





「時間の有効活用にオススメです!
あなたの残りの日数を、デジタル表示でカウントダウン。
さあ、あなたの腕に南無阿弥陀仏」

「お坊さん必見!
木魚を何回叩いたか一瞬で分かります。もうこれ一つで大丈夫。腱鞘炎対策はバッチリだ!」

とでも言いたげなこの商品。

実はコレ
せっせと編み物をする人向けの手芸用品。
いくつ網目を編んだのか、カウントしてくれるカウンター。

さすがです。
Made in China.

中国にだって「南無阿弥陀仏」と、唱える宗派は残っているでしょうに。
パッケージには蓮の花と「佛」の文字。
そして、デジタルカウント……。


……もう、コレはアレでしょう。

死んだ人向けのアルバイト。



三途の川を渡るには「六文銭」が必要だと言われています。
あの世行きの船賃ですね。

「自力で泳ぐぞ!」という考えもあったように思いますが、いつの頃からか、渡し船(有料)が一般的な考え方として根付いています。
こんな小粋な考え方をしだしたのは、きっと平安時代あたりでしょうか。現在の通貨になおすと数百円程度です。

しかし、時は平成。


人口も増え、死人も増え、もう木の船じゃあお手上げ状態。
木造じゃ、メンテナンス費用がとんでもない。
汚い怖いのクレームラッシュ。
それに伴い、三途の川の船賃も3%の値上がり決定。
2017年には、あと2%上げる予定。


でも現世を生きる人々に、渡し銭UPの声は届かない。
来る人来る人、みんな握りしめるは「六文銭」

そこで考えた、あの世の人々。
上記のような求人広告を作成し、三途の川の手前で配ってる。

肉体のない君でも大丈夫。
念力で、ポチポチ押せるデジタルだ。

さあ、戻れ。

足りない銭は自分で稼げ。
なーに、簡単なお仕事だ。
カチカチカウント レッツゴー!

…………。

……すみません。
物書き屋、暴走しました。

小説のネタとしては十分なのに、ブログにサクッと書いちゃった。
本日の物書き屋の頭の中、妄想暴走はこのへんで。


おやすみなさい。
イロハ

追伸
プロット作って書いてみます。


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