実験⑨世界が本当にすばらしい場所であることを証明する
私たちは、「足りない」ことに対する心配や不平に、エネルギーの大部分を使ってしまっている。
お金が足りない、愛が足りない。学歴が足りない、努力が足りない。
身の回りにある「足りない」を書き出していけば、ノートの1ページなんてすぐに埋まってしまう程、私たちは常に「足りない」ものを埋めようとしながら生きています。
焦りと欠乏感は執着心を生み、その執着心が自分の道を閉ざしていく。
そのことに気付けないまま生きているのが人間よ。
「まだ足りない。もっと、もっとだ……」って。
貪欲に生きるのも結構だけれど、物の価値に自分を委ねて、お金という偽りの衣を身に纏い、そこに束の間の安心感を得ることだけが「生きる」ことなのだとしたら、人はなんて儚い生き物なのかしら。
そのことに気付けないまま生きているのが人間よ。
「まだ足りない。もっと、もっとだ……」って。
貪欲に生きるのも結構だけれど、物の価値に自分を委ねて、お金という偽りの衣を身に纏い、そこに束の間の安心感を得ることだけが「生きる」ことなのだとしたら、人はなんて儚い生き物なのかしら。
【七色 -Iroha.Ayataka-】
これは、埋もれた小説「七色」の中に書いた一文です。
お金と物欲に焦点を当てて書いた部分ですが、上記の引用部分と重なるところがあるので載せてみました。
しかし、「足りない」「無い」というワードにネガティブなイメージを持ってしまうと、実験⑨は上手くいきそうにありません。
なので、まずはこのネガティブ思考からやっつけていきましょうか。
ペアが出現?!
何も無いところから、アダムとイブが突然出現するのもアリなんだ!
という、ちょっと面白そうな暴走妄想は置いておいて。
「無」には「全て」が存在しているというと、「だったら無じゃないじゃん」と思ってしまいます。
ですが、「無」を数学の零とせず、「無」は否定を表す「言葉」だと仮定するのなら、スッと落ちていく感じがありませんか?
「無」とは、なんの状態にもなっていない「ゆらぎ」であり、その「ゆらぎ」に何らかのエネルギーが加わることによって「何か」になっていきます。
「何か」に成る可能性を秘めていて、そして「存在」では「無い」状態のものが「無」なんです。
しかし、「足りない」「無い」というワードにネガティブなイメージを持ってしまうと、実験⑨は上手くいきそうにありません。
なので、まずはこのネガティブ思考からやっつけていきましょうか。
「無」について
現代物理学においては、真空のゆらぎによって、何も無いはずの真空から電子と陽電子のペアが、突然出現することが認められている。このことによって、現代物理学では完全な無(絶対無)というものは物理的に存在しないとされている。
何も無いところから、アダムとイブが突然出現するのもアリなんだ!
という、ちょっと面白そうな暴走妄想は置いておいて。
「無」には「全て」が存在しているというと、「だったら無じゃないじゃん」と思ってしまいます。
ですが、「無」を数学の零とせず、「無」は否定を表す「言葉」だと仮定するのなら、スッと落ちていく感じがありませんか?
「無」とは、なんの状態にもなっていない「ゆらぎ」であり、その「ゆらぎ」に何らかのエネルギーが加わることによって「何か」になっていきます。
「何か」に成る可能性を秘めていて、そして「存在」では「無い」状態のものが「無」なんです。
「ゆらぎ」とエネルギー
「何にも成っていないゆらぎ」は、何らかのエネルギーを受け取った時に、目に見えるモノとして、この世界に存在し始めます。水であり木であり人であり、形を成す物質になっていきます。
例えば、水は水素と酸素の化合物です。
そこに熱エネルギーが加わると蒸発して気体になります。気体とは、「水」という物質が「熱」というエネルギーを最も多く受け取った状態です。
人もまた、酸素、炭素、水素、窒素、その他もろもろから成る化合物です。
そこに時間エネルギー(仮定)が加わると、酸化してオジちゃんオバちゃんになります。中高年とは、「人」という物質が「時間」というエネルギーを最も多く受け取った状態です。
老化に関しては、酸化以外にも様々な要因がありますが、今回は見逃して頂けると助かります。
「人」とエネルギーと可能性
会社員も、人の状態です。
契約社員、派遣やパート。
個人事業主に企業の社長だって状態です。
そして、(長時間労働による)疲労感や(低すぎる給料への)怒り、(雇ってもらえない)絶望感と(家族の介護などによる)責任感などのエネルギーを多く受け取った状態が無職です。
しかし、状態はあくまでも状態。
無の状態から物質化した「人」自体は、何も変わりません。
元をただせば、人はみな
酸素炭素窒素水素その他無機物からなる化合物。
受け取ったエネルギーが違うだけなんですから、そこに優劣だって存在しません。
それに、無職には「無」という文字が付いています。
「全てのものになれる可能性」が含まれていますから「なんだか分からないけど凄い状態なんだぞ、自分!」と、言いきってしまっても良いくらい。
人に標準装備されている思考というエネルギーは、自分から自分へエネルギーを発することが出来る優れものです。
それを上手く使えば、スーパーマンやミリオネア、芸能人にスポーツマン。就職を希望している会社に入社できる可能性だってあるんです。
大丈夫!
「無」には「限りのない可能性」が含まれているんですから。
むしろ、「無」である自分に感謝!
さあ、これでもう「無い」なんて怖くない
実験⑨に移りましょうか。
それでは、48時間後に。
イロハ
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